エビデンス重視の記事一覧

スタチンで認知症は起きるのか?12万人の大規模検証で判明した本当のリスク

スタチンで認知症は起きるのか?12万人の大規模検証で判明した本当のリスク

スタチンの副作用66項目を12万人・19RCTのメタアナリシスで検証。認知障害・うつ・睡眠障害の因果関係は否定された。因果関係が確認されたのは肝機能異常(RR1.41)・浮腫(RR1.07)など4項目のみ。副作用が怖くてスタチンを飲めない人に、効果サイズ原理主義者が数値で答えを出す。

歯周病は全身性炎症なのか。脳・心臓・血糖への影響をメタ解析で読む

歯周病は全身性炎症なのか。脳・心臓・血糖への影響をメタ解析で読む

歯周病は口の中だけの問題ではない、とよく言われる。PubMedのメタアナリシスでは、歯周治療でCRPは低下し、糖尿病ではHbA1cも短期的に改善する。一方、心血管と認知機能への影響は関連が一貫するが、主に観察研究ベースで因果はまだ未確定だ。

オメガ3インデックス8%以上を目指す根拠、RCTと観察研究の違い

オメガ3インデックス8%以上を目指す根拠、RCTと観察研究の違い

オメガ3インデックス8%以上を目指すべき、とよく言われるが、この数字はRCTで確立した治療目標ではない。2004年の提唱論文、2014年レビュー、2021年17コホート解析、2024年メタ解析をもとに、8%の出どころ、観察研究としての強さ、介入試験の限界を整理する。

血清マグネシウムが正常でも不足する?細胞内を見る赤血球検査の意味

血清マグネシウムが正常でも不足する?細胞内を見る赤血球検査の意味

血清マグネシウムは重要だが、体内の大半が細胞内にあるため正常値でも欠乏を見落とすことがある。赤血球マグネシウムは細胞内寄りの指標としてその穴を補いやすいが、単独で万能ではない。PubMedベースで血清との違い、高齢者データ、使い分けと限界まで整理する。

サプリ断食日を家族で実践、子供の線引きと食事優先の日曜ルール

サプリ断食日を家族で実践、子供の線引きと食事優先の日曜ルール

サプリ断食日で肝臓は休まる?調べると、その根拠はかなり薄かった。一方で週1回の見直し日は家族運用に意味がある。子供に続けるサプリの線引き、増えがちな在庫の棚卸し、日曜を魚・卵・豆中心の食事優先に戻すルールを、ワーママが家で回せる形で整理しました。

オレオカンタールはイブプロフェン同等なのか?オリーブオイルの抗炎症を検証する

オレオカンタールはイブプロフェン同等なのか?オリーブオイルの抗炎症を検証する

オレオカンタールは2005年のNatureでイブプロフェン様のCOX阻害活性が示されたが、ヒトで鎮痛薬と同等とまでは言えない。高ポリフェノールEVOOはCRPや酸化LDLに控えめな改善シグナルがある一方、全身炎症マーカーのエビデンスはまだ混在している。

ウコン(クルクミン)は肝臓にいいのか。吸収率問題と肝機能保護エビデンス

ウコン(クルクミン)は肝臓にいいのか。吸収率問題と肝機能保護エビデンス

クルクミンの弱点は低吸収だが、NAFLD/MASLDではALT・ASTや脂肪肝指標に一定の改善シグナルがある。ただし製剤差は大きく、線維化や長期予後は未確立。ターメリック関連肝障害の報告もあり、肝保護成分として単純化しない方がいい。吸収率と肝機能の両面をPubMedで整理する。

子供用睡眠サプリは必要?グリシンとマグネシウムの安全性を調べた

子供用睡眠サプリは必要?グリシンとマグネシウムの安全性を調べた

子供の寝つきが悪い。グリシンやマグネシウムのサプリで改善できる?PubMedの論文を調べたら、子供向けの睡眠サプリのエビデンスはほぼ存在しなかった。欧州専門家ガイダンスも「まず睡眠衛生」を推奨。ワーママが辿り着いた、サプリより先にやるべき5つの習慣を紹介します。

すだち果皮のスダチチンは本当にミトコンドリアを活性化するのか

すだち果皮のスダチチンは本当にミトコンドリアを活性化するのか

すだち果皮のスダチチンは、ミトコンドリア活性化を語れる数少ない和柑橘フラボノイドだ。2014年マウス研究ではSirt1とPGC-1αを上げ、エネルギー消費と脂肪酸β酸化を改善した。ただしヒトRCTで確認されているのは内臓脂肪比の控えめな改善までだ。

高麗人参のアダプトゲン効果は本当か。ストレス応答軸への作用機序を読む

高麗人参のアダプトゲン効果は本当か。ストレス応答軸への作用機序を読む

高麗人参のジンセノサイドはHPA軸(視床下部-下垂体-副腎軸)に触れる妥当な機序を持つ。2003年のマウス研究では平時のコルチコステロンを上げつつ、拘束ストレス時の過剰上昇は抑えた。ただしヒトのコルチゾール低下は一貫せず、根拠の中心は前臨床だ。

三年熟成味噌のメラノイジンは本当に抗酸化か。動物研究から読み解く

三年熟成味噌のメラノイジンは本当に抗酸化か。動物研究から読み解く

三年熟成味噌のメラノイジンは、PubMedでも完全な雰囲気ではない。1998年ラット研究では味噌の褐色成分で肝の酸化指標が低下し、長期熟成味噌ほど放射線防御が強かった。ただし根拠の中心は動物研究で、ヒトRCTやメラノイジン単独寄与の証明はまだない。

家族でウォーターフロス、歯周ポケットケアの習慣化。効果と限界をエビデンスで理解する

家族でウォーターフロス、歯周ポケットケアの習慣化。効果と限界をエビデンスで理解する

ウォーターフロスの効果をエビデンスで解説。デンタルフロスよりプラーク除去に優れる(PMID: 38434511)、歯間ブラシより歯肉出血を減少(PMID: 38997790)。ただし矯正患者では効果が示されていない(PMID: 39633346, 37203873)。家族で1週間試した実践レポート。

「何が効くか」ではなく「どのエビデンスをどこまで追うか、何を優先して選ぶか」を議論する、4人の異なる価値観を持つ健康研究メディア

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  • 三島 誠一

    三島 誠一

    論文原理主義者。PubMed、Examine.comを週末に巡回するのが娯楽。メタアナリシス・RCTまで読み、成分フォームと生体利用率を重視する。 おすすめを見る →
  • 桂木 瑛

    桂木 瑛

    エビデンス沼のワーママ。信頼できるインフルエンサー経由の情報を追い、エビデンスあるものを試して体感で続けるか決めるスタイル。 おすすめを見る →
  • 竹内 翔

    竹内 翔

    効果サイズ原理主義者。エビデンスあっても効果サイズ小さいなら優先度は下がると考える。プロテイン、クレアチン、EAAがメインだが、効果サイズを基準に幅広く評価。 おすすめを見る →
  • 結城 優衣

    結城 優衣

    QOL研究家。エビデンス弱いのは分かった上で、QOL込みで選ぶ。続けられること、気分が上がることも効果のうちという考え。 おすすめを見る →

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