5-HTPサプリの効果【セロトニン前駆体】 (5-HTP)
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)のセロトニン合成促進、睡眠改善、気分改善への効果を解説。トリプトファンとの違い、注意点も。
📊 エビデンスサマリー
セロトニン直接前駆体として血液脳関門を通過。うつ・不安への効果を示す研究あり。SSRIとの併用は禁忌(セロトニン症候群)。
エビデンスレベル: 中(RCT・システマティックレビュー)
形態別比較
| 形態 | 吸収率 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| 5-HTP | 高 | グリフォニア種子由来 | 気分・睡眠サポート |
5-HTPとは
5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)は、トリプトファンとセロトニンの中間代謝物。血液脳関門を通過してセロトニン合成を促進する。
グリフォニア・シンプリシフォリア(アフリカの植物)の種子から抽出される。
トリプトファン vs 5-HTP
| トリプトファン | 5-HTP | |
|---|---|---|
| 変換ステップ | 2段階(トリプトファン→5-HTP→セロトニン) | 1段階(5-HTP→セロトニン) |
| BBB通過 | 競合あり | 効率的に通過 |
| 他の用途 | ナイアシン合成、タンパク質合成 | セロトニン専用 |
5-HTPの方がセロトニン合成に直接的。
エビデンス
うつ症状
- うつ症状の改善を示す研究あり
- ただし質の高いRCTは不足
睡眠
5-HTPはセロトニン→メラトニンの経路を介して睡眠に影響。
研究:
- REM睡眠の増加
- 睡眠の質改善
食欲抑制
RCT:
- 食欲抑制効果
- カロリー摂取量の減少
- 体重減少
重要な警告:セロトニン症候群
SSRIとの併用禁忌
5-HTPと抗うつ薬(SSRI、SNRI、MAOI)の併用はセロトニン症候群を引き起こす可能性がある。
セロトニン症候群の症状:
- 興奮、混乱
- 発熱
- 頻脈
- 筋硬直
- 下痢
抗うつ薬服用中は5-HTPを使用しないこと。
その他の併用注意
- トラマドール
- セントジョーンズワート
- トリプタン系片頭痛薬
用量
| 目的 | 用量 |
|---|---|
| 気分サポート | 50-100mg/日(低用量から開始) |
| 睡眠改善 | 100-300mg(就寝前) |
| 食欲抑制 | 250-300mg(食事30分前) |
低用量から開始し、副作用を確認しながら増量。
副作用
- 吐き気(最も多い)
- 胃腸の不快感
- 下痢
- 頭痛
- 眠気
おすすめ製品
スタンダード
低用量から始められる。気分・睡眠サポート。
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中用量
100mg。睡眠目的に。
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関連成分
5-HTPと関連する睡眠・気分サポート成分です。
- トリプトファン - 5-HTPの前駆体。より穏やかな効果で安全性が高い
- マグネシウム - GABA受容体を調整し、リラックスをサポート
- GABA - 抑制性神経伝達物質。睡眠・リラックスに
- メラトニン - セロトニン→メラトニン経路の最終産物。直接的な睡眠サポート
まとめ
- セロトニン直接前駆体として効率的
- 気分・睡眠・食欲に影響
- SSRI等との併用は禁忌(セロトニン症候群)
- 低用量から開始(50mgから)
- 吐き気が最も多い副作用
- 抗うつ薬服用中は使用しない
❓ よくある質問
Q. 5-HTPとSSRIを一緒に飲んでも良い?
絶対に併用しないでください。セロトニン症候群という危険な状態を引き起こす可能性があります。SSRI、SNRI、MAOIなどの抗うつ薬服用中は5-HTPは禁忌です。
Q. 5-HTPの副作用は?
吐き気が最も多い副作用です。他に胃腸の不快感、下痢、頭痛、眠気があります。低用量(50mg)から開始して様子を見てください。
Q. 5-HTPはダイエットに効く?
RCTで食欲抑制効果、カロリー摂取量の減少、体重減少が報告されています。食事30分前に250-300mg摂取が目安です。
Q. 5-HTPとトリプトファンどちらが効く?
5-HTPの方がセロトニン合成に直接的で効果が強いです。ただし副作用リスクも高いため、穏やかな効果を求めるならトリプトファンの方が安全です。

