メラトニンサプリの選び方【用量・タイミング・安全性】 (Melatonin)

メラトニンサプリの適切な用量、摂取タイミング、安全性を論文に基づいて解説。0.3mgから始める理由と、日本での入手方法も紹介。

📊 エビデンスサマリー

メタアナリシスで入眠時間短縮(約7分)と睡眠の質改善を確認。低用量(0.3-1mg)でも効果あり。短期使用は安全だが、長期使用のデータは限定的。

エビデンスレベル: 高(メタアナリシス・複数RCT)

形態別比較

形態 吸収率 特徴 おすすめ用途
即放性(Immediate Release) 速やかに血中濃度上昇、入眠に効果的 入眠困難
徐放性(Extended Release) ゆっくり放出、中途覚醒に効果的 中途覚醒、睡眠維持
舌下錠(Sublingual) 口腔粘膜から吸収、即効性 即効性を求める場合

メラトニンとは

メラトニンは松果体から分泌されるホルモンで、体内時計(概日リズム)の調節に重要な役割を果たす。暗くなると分泌が増え、眠気を誘発する。

日本ではメラトニンは医薬品扱いのため、国内での販売は規制されている。ただし、個人輸入(iHerbなど)での購入は合法だ。

エビデンス:本当に効くのか

睡眠への効果

2022年のメタアナリシス(PMID: 35115662)では、メラトニンおよびメラトニン作動薬のRCTを分析:

  • 入眠時間: 約7分短縮
  • 総睡眠時間: 有意に増加
  • 睡眠の質: 改善

効果サイズは穏やかだが、統計的に有意な改善が確認されている。

時差ボケへの効果

コクランレビューでは、8つのRCT(972人)を分析し、5つ以上のタイムゾーンを超える旅行での時差ボケ軽減に効果的であると結論。

用量:0.3mgから始める理由

多くのサプリは3-10mgと高用量だが、これは生理的な量の10倍以上。

MIT研究者のWurtman博士は、0.3mg(300mcg)が生理的な用量であり、高用量は受容体のダウンレギュレーションを引き起こす可能性を指摘している。

推奨アプローチ:

  1. 0.3-0.5mgから開始
  2. 効果がなければ1mgまで増量
  3. 3mg以上は通常不要

摂取タイミング

  • 入眠困難: 就寝30分〜1時間前
  • 時差ボケ: 目的地の就寝時間に合わせて
  • 概日リズム調整: 毎日同じ時間に

安全性と注意点

短期使用

複数のメタアナリシスで、短期使用(数週間〜数ヶ月)は安全であることが確認されている。

副作用

  • 頭痛
  • めまい
  • 日中の眠気
  • 悪心(まれ)

注意が必要な人

  • 妊娠中・授乳中
  • 自己免疫疾患
  • うつ病
  • 抗凝固薬服用中
  • 子供(小児用量は別途検討が必要)

日本での入手方法

日本ではメラトニンは医薬品扱いのため、薬局では購入できない。以下の方法で入手可能:

  1. 個人輸入(iHerb、Amazon.comなど)- 個人使用目的で2ヶ月分まで
  2. 医師の処方(ロゼレム等のメラトニン受容体作動薬)

おすすめ製品

低用量から始めたい人向け

NOW Foods メラトニン 3mg

低用量で始められる。半分にすれば1.5mg。

iherb.com

(Amazonと楽天では、同じ商品が見つからない場合があります)

舌下タイプ(即効性)

Source Naturals メラトニン

舌下で溶かして吸収。即効性を求める人に。

iherb.com

(Amazonと楽天では、同じ商品が見つからない場合があります)

徐放性(中途覚醒対策)

Natrol メラトニン タイムリリース 10mg

徐放性で長時間効果。中途覚醒が気になる人に。

iherb.com

(Amazonと楽天では、同じ商品が見つからない場合があります)

関連成分

メラトニンと一緒に使われることが多い睡眠サポート成分です。

  • マグネシウム - 神経を落ち着かせ、睡眠の質を改善。メラトニンと併用で相乗効果
  • グリシン - 深部体温を下げ入眠を促進。メラトニンと異なるメカニズムで補完
  • L-テアニン - リラックス効果で入眠をサポート。α波を増加
  • アシュワガンダ - ストレス軽減で睡眠の質を改善。継続摂取で効果

まとめ

  1. 低用量から開始 - 0.3-1mgで十分なことが多い
  2. 就寝30分〜1時間前に摂取
  3. 短期使用は安全 - 長期使用は定期的に休薬日を設ける
  4. 日本では個人輸入で入手可能
  5. 持病がある人は医師に相談

よくある質問

Q. メラトニンは何mgから始めるべき?

0.3-0.5mgから始めるのがおすすめです。多くのサプリは3-10mgと高用量ですが、0.3mgが生理的な用量であり、高用量は受容体のダウンレギュレーションを起こす可能性があります。

Q. メラトニンは毎日飲んでいい?

短期使用(数週間〜数ヶ月)は安全性が確認されています。長期使用する場合は、週に1-2日の休薬日を設けることをおすすめします。

Q. メラトニンはいつ飲むのがベスト?

就寝30分〜1時間前に摂取します。時差ボケ対策なら目的地の就寝時間に合わせて。毎日同じ時間に摂ると概日リズムが安定します。

Q. 日本でメラトニンは買える?

日本では医薬品扱いのため薬局では買えません。iHerbなどからの個人輸入(2ヶ月分まで)は合法です。医師の処方でメラトニン受容体作動薬(ロゼレム等)も選択肢です。

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