グルタミンサプリの効果【腸・免疫・筋肉への作用】 (Glutamine)

グルタミンの腸管バリア機能、免疫サポート、筋肉への効果を解説。リーキーガット対策、運動後の回復、おすすめ製品を紹介。

📊 エビデンスサマリー

腸管上皮細胞の主要エネルギー源。腸管バリア機能の維持に重要。健康な人の筋肉増強への効果は限定的。

エビデンスレベル: 中(RCT・システマティックレビュー)

形態別比較

形態 吸収率 特徴 おすすめ用途
L-グルタミン 最も一般的、パウダーが主流 腸活・免疫
グルタミンペプチド ペプチド結合で安定性向上 高吸収を求める人

グルタミンとは

グルタミンは体内で最も豊富なアミノ酸で、条件付き必須アミノ酸に分類される。通常は体内で十分に合成されるが、ストレス・外傷・激しい運動時には需要が増加する。

腸管上皮細胞と免疫細胞の主要なエネルギー源として重要。

エビデンス

腸管バリア機能

研究(PMID: 28203057)

  • 腸管上皮細胞のタイトジャンクション維持
  • 腸管透過性(リーキーガット)の抑制
  • 炎症性腸疾患での補助的役割

重症患者・外科手術後での腸管機能維持に使用されることが多い。

免疫機能

グルタミンはリンパ球、マクロファージの主要なエネルギー源。

研究

  • 激しい運動後の免疫抑制を軽減
  • 上気道感染のリスク低減

筋肉への効果

健康な人では効果が限定的

メタアナリシス

  • 筋力増強への有意な効果なし
  • 筋肉量増加への効果なし
  • 運動後の回復促進は一部で報告

結論: 筋肉目的なら、グルタミンよりクレアチンやEAAを優先。

用量

目的用量
腸の健康維持5-10g/日
激しい運動後10-20g/日(分割)
医療用途(重症)20-40g/日(医師指導下)

分割摂取が推奨。1回5g程度を複数回に分けて。

食事からの摂取

食品グルタミン含有量(100gあたり)
牛肉4.7g
鶏肉4.3g
魚類3.5g
0.6g
豆腐1.9g

タンパク質を十分に摂取していれば、グルタミンも自然に摂取できる。

安全性

  • 高い安全性
  • 高用量(40g/日以上)でも一般的に安全
  • まれに胃腸の不快感

注意が必要な人

  • 肝疾患(アンモニア代謝に影響)
  • 腎疾患
  • てんかん(まれに発作リスク)

おすすめ製品

パウダー(コスパ最強)

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カプセル

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関連成分

グルタミンと一緒に摂ると効果的な腸活成分です。

  • プロバイオティクス - 善玉菌とグルタミンで腸内環境を整える
  • 亜鉛 - 腸粘膜の修復と免疫機能をサポート
  • 食物繊維 - プレバイオティクスとして腸内環境を改善
  • プロテイン - タンパク質を十分に摂取していればグルタミンも自然に補給

まとめ

  1. 腸管バリア機能の維持に重要
  2. 免疫細胞のエネルギー源
  3. 健康な人の筋肉増強には効果なし
  4. 腸活目的なら5-10g/日
  5. タンパク質を十分に摂取していれば追加不要な場合も

よくある質問

Q. グルタミンは筋肉増強に効く?

健康な人の筋肉増強には効果がありません。メタアナリシスで筋力・筋肉量への有意な効果なしと確認されています。筋肉目的ならクレアチンやEAAを優先してください。

Q. グルタミンは何に効果がある?

腸管バリア機能の維持と免疫サポートに効果があります。腸管上皮細胞と免疫細胞の主要なエネルギー源として重要で、リーキーガット対策に使われることがあります。

Q. プロテインを飲んでいればグルタミンは不要?

タンパク質を十分に摂取していれば、グルタミンも自然に摂取できます。腸の健康に特化した目的がなければ、追加サプリは不要な場合が多いです。

Q. グルタミンの適切な用量は?

腸の健康維持なら5-10g/日、激しい運動後は10-20g/日(分割)が目安です。1回5g程度を複数回に分けて摂取するのが推奨されます。

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