睡眠不足の日は一人で判断するな、66人のRCTが示すチームワークの効果

睡眠不足の日は一人で判断するな、66人のRCTが示すチームワークの効果

どんなに睡眠を大切にしていても、眠れない日は来る。

締め切り前の徹夜、子どもの夜泣き、緊張で眠れなかった前日。私だって、カモミールティーを飲んでエプソムソルト入浴をしても、どうにもならない夜がある。

そんな日の翌日をどう乗り切るか。最近読んだ論文が、面白い答えを教えてくれた。

「睡眠不足の日は、一人で判断するな」

66人のRCTで分かったこと

ドイツ航空宇宙センター(DLR)の研究チームが、2025年にSleep誌に発表した研究がある。66人の健康な成人を対象にしたランダム化比較試験だ。

実験では、参加者を「19時間起きっぱなし(睡眠不足)」と「8時間睡眠(対照)」の2条件で比較。さらに、仕事の仕方を3パターンに分けた。

  • ソロ作業: 一人で黙々とやる
  • 競争的作業: 個人の成績を優先
  • 協力的作業: チームの成果を優先

タスクは2種類。監視モニタリング(単純な注意力)と、問題診断(論理的推論)。

結果:協力的チームワークだけがエラーを減らした

驚いたのは、睡眠不足でも協力的なチームワークをしていたグループだけ、論理的推論のエラーが増えなかったこと。

ソロ作業や競争的作業では、睡眠不足でエラーが増えた。でも、チームで協力しながら取り組んだグループは、エラー率がむしろ下がっていた。

作業モード睡眠不足時のエラー
ソロ作業増加
競争的作業増加
協力的作業減少

ただし、単純作業は別

一方で、監視モニタリング(単純な注意力タスク)は、チームワークでも補えなかった。反応時間は遅くなり、エラーも増えた。

つまり、睡眠不足の日は:

  • 複雑な判断 → チームで相談すれば大丈夫
  • 単純な監視 → どうやっても注意力は落ちる

なぜチームワークが効くのか

研究チームは、睡眠不足のときにチームメンバーが「不確かな情報を共有しなくなった」ことを発見した。

普段より慎重になって、「これ、間違ってるかも」という情報を出さなくなる。結果として、チーム全体の判断精度が上がる。

さらに面白いのは、睡眠不足のときの方が「チームの結束感」が高かったこと。疲れているからこそ、お互いを頼りにする気持ちが強くなるのかもしれない。

私の「睡眠不足の日」ルール

この研究を読んでから、私は睡眠不足の日のルールを決めた。

1. 重要な判断は一人でしない

デザインの方向性、見積もりの金額、クライアントへの返信。疲れている日は、必ず誰かに相談してから決める。

フリーランスだから、チームメイトはいない。でも、信頼できる同業者の友人にSlackで「これ、どう思う?」と聞くようにしている。

2. 単純作業は「やらない」か「ダブルチェック」

睡眠不足の日に、数字の入力やファイルの整理をすると、必ずどこかでミスる。注意力を必要とする単純作業は、できれば翌日に回す。

どうしてもやるなら、翌日に必ずダブルチェック。

3. 午後は「会議」を入れる

一人で黙々と作業するより、誰かと話しながら進める時間を増やす。オンラインでもいいから、人と一緒に考える時間を作る。

最良の対策は「そもそも睡眠不足にならないこと」

とはいえ、睡眠不足の日は辛い。だから、普段からの睡眠習慣が大事になる。

私の夜のルーティンは:

  1. カモミールティー: 寝る1-2時間前に
  2. マグネシウム: 寝る30分前に200mg
  3. エプソムソルト入浴: 週2-3回
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これで完璧に眠れるわけじゃない。でも、「睡眠不足の日の頻度」は確実に減った。

まとめ

睡眠不足の日は、必ず来る。

そのとき大事なのは、一人で判断しないこと

66人のRCTが示したのは、協力的なチームワークが睡眠不足による判断ミスを補ってくれるということ。単純作業の注意力は補えないけど、複雑な判断はチームで乗り越えられる。

  • 重要な決定は誰かに相談する
  • 単純作業は翌日に回すか、ダブルチェックする
  • 普段から「相談できる関係」を作っておく

そして、何より大事なのは、普段の睡眠習慣。睡眠不足にならないことが、最良の対策だから。

続けられることが、私にとっては最強のエビデンス。

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QOL研究家。エビデンス弱いのは分かった上で、QOL込みで選ぶ。続けられること、気分が上がることも効果のうちという考え。

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