コラーゲンサプリの効果と選び方【肌・関節への効果】 (Collagen Peptides)

コラーゲンサプリの効果を論文に基づいて解説。メタアナリシスで肌の水分・弾力改善を確認。マリンとボバインの違い、選び方のポイント。

📊 エビデンスサマリー

肌の水分量・弾力性改善(メタアナリシスで有意)。吸収率はマリン・ボバインで同等。90日以上の継続で効果。

エビデンスレベル: 中(RCT・システマティックレビュー)

形態別比較

形態 吸収率 特徴 おすすめ用途
マリンコラーゲン(海洋性) タイプI主体、魚由来、持続可能性◎ 肌重視・環境配慮
ボバインコラーゲン(牛由来) タイプI+III、安価、無味無臭 コスパ重視・関節も
低分子コラーゲン トリペプチド含有率が高い 吸収重視
複合コラーゲン+ビタミンC コラーゲン合成を促進 相乗効果狙い

コラーゲンとは

コラーゲンは体内で最も豊富なタンパク質で、皮膚、骨、軟骨、腱の主要成分。加齢とともに体内のコラーゲン産生は低下し、20代後半から年間約1%ずつ減少するといわれる。

経口コラーゲンペプチドは、消化されてジペプチド・トリペプチドとして吸収され、線維芽細胞に作用するとされる。

肌への効果(メタアナリシス)

2021年のメタアナリシス(de Miranda)

de Mirandaらは、19のRCT・1,125名を分析。

90日間の加水分解コラーゲン摂取で:

  • シワの減少
  • 弾力性の向上
  • 水分量の向上

“Ingestion of hydrolyzed collagen for 90 days is effective in reducing skin aging”

2023年のメタアナリシス(Pu)

Puらは、26のRCT・1,721名を分析。

指標統計量結論
水分量Z = 4.94, p < 0.00001有意に改善
弾力性Z = 4.49, p < 0.00001有意に改善

コラーゲン源(マリン vs ボバイン)による効果の差は有意ではなかった

マリン vs ボバインの吸収率比較

2024年のRCTでは、魚・豚・牛由来のコラーゲンを直接比較。

結果: 遊離ヒドロキシプロリンの吸収は全ての由来で同等

“Independently of source and molecular weight, all collagen hydrolysates yielded relevant plasma concentrations”

つまり、吸収率で選ぶ必要はない。

マリンコラーゲンの特徴

メリットデメリット
タイプI主体(肌の80%がタイプI)価格が高め
持続可能性(魚の副産物活用)魚アレルギー不可
ハラール・コーシャー対応あり製品によっては魚臭

ボバインコラーゲンの特徴

メリットデメリット
タイプI+III(関節にも)宗教的制約(ヒンドゥー等)
価格が安いBSE懸念(心理的)
無味無臭の製品が多い環境負荷への懸念

エビデンスへの批判的視点

注意すべき点

  1. 業界資金の研究が多い - コラーゲンメーカーがスポンサー
  2. 効果サイズは中程度 - 統計的有意 ≠ 体感できる差
  3. 個人差が大きい - 食事、生活習慣、年齢による
  4. 長期データ不足 - 多くの研究が3-6ヶ月

それでも試す価値がある理由

  1. 害がない - 安全性は確認済み
  2. アミノ酸源として有用 - グリシン、プロリン豊富
  3. 価格が続けやすい - 高級美容液より安価

用量と期間

推奨用量2.5-10g/日
効果が出る期間8-12週間以上
研究で多い期間90日(3ヶ月)

最低90日は続けてから効果を判断

一緒に摂りたい成分

  • ビタミンC: コラーゲン合成に必須
  • ヒアルロン酸: 肌の保湿
  • : コラーゲン架橋に関与

おすすめ製品

マリンコラーゲン+ビタミンC(推奨)

California Gold Nutrition CollagenUP

海洋性コラーゲン+ヒアルロン酸+ビタミンC。464g。毎日の習慣に。

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(Amazonと楽天では、同じ商品が見つからない場合があります)

マリンコラーゲン(小サイズ)

California Gold Nutrition CollagenUP 小

海洋性コラーゲン206g。まずは試したい人向け。

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ボバインコラーゲン(コスパ◎)

Sports Research コラーゲンペプチド

牛由来。454g。無味無臭で溶けやすい。コスパ重視に。

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摂取タイミング

  • 朝のコーヒー・スムージーに混ぜる - 習慣化しやすい
  • 空腹時でも食後でもOK - 吸収に大きな差なし
  • 就寝前のグリシン補給 - 睡眠への副次的効果も

注意点

  • 魚アレルギー: マリンコラーゲンは不可
  • 牛アレルギー・宗教: ボバインコラーゲンの選択に注意
  • 過度な期待は禁物: 効果は中程度、個人差あり

関連成分

コラーゲンと一緒に摂ると効果的な成分です。

  • ビタミンC - コラーゲン合成に必須。セットで摂るのが基本
  • ヒアルロン酸 - 肌の保水力をサポート。コラーゲンと相乗効果
  • ビオチン - 皮膚・髪・爪の健康に。美容サプリの定番
  • グリシン - コラーゲンの主要アミノ酸。睡眠への副次効果も

まとめ

  1. 肌の水分量・弾力性改善 - メタアナリシスで有意
  2. マリン vs ボバイン、吸収率は同等 - 選ぶ基準は価格・価値観
  3. 90日以上継続 - 効果判定の最低期間
  4. 2.5-10g/日 - 研究で使用された用量
  5. ビタミンCと併用 - コラーゲン合成を促進
  6. 過度な期待は禁物 - 業界資金研究が多い点に注意

よくある質問

Q. マリンコラーゲンとボバインコラーゲン、どちらがいい?

吸収率は同等です。マリンはタイプI主体で肌向き、ボバインはタイプI+IIIで関節にも。価格・宗教的理由・環境への配慮で選んでください。

Q. コラーゲンの効果が出るまでどれくらい?

メタアナリシスでは90日間の継続で肌の水分量・弾力性改善が確認されています。最低3ヶ月は続けてから効果を判断しましょう。

Q. コラーゲンはいつ飲むのがベスト?

タイミングは厳密でなくてOKです。朝のコーヒーやスムージーに混ぜると習慣化しやすいです。就寝前に飲むとグリシン補給で睡眠への副次効果も。

Q. ビタミンCと一緒に摂るべき?

はい、ビタミンCはコラーゲン合成に必須です。ビタミンC配合のコラーゲン製品を選ぶか、別途ビタミンCを摂取するのがおすすめです。

「何が効くか」ではなく「どのエビデンスをどこまで追うか、何を優先して選ぶか」を議論する、4人の異なる価値観を持つ健康研究メディア

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  • 三島 誠一

    三島 誠一

    論文原理主義者。PubMed、Examine.comを週末に巡回するのが娯楽。メタアナリシス・RCTまで読み、成分フォームと生体利用率を重視する。 おすすめを見る →
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    桂木 瑛

    エビデンス沼のワーママ。信頼できるインフルエンサー経由の情報を追い、エビデンスあるものを試して体感で続けるか決めるスタイル。 おすすめを見る →
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    竹内 翔

    効果サイズ原理主義者。エビデンスあっても効果サイズ小さいなら優先度は下がると考える。プロテイン、クレアチン、EAAがメインだが、効果サイズを基準に幅広く評価。 おすすめを見る →
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    結城 優衣

    QOL研究家。エビデンス弱いのは分かった上で、QOL込みで選ぶ。続けられること、気分が上がることも効果のうちという考え。 おすすめを見る →

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