ビタミンDで睡眠の質が改善?メタアナリシスを読んで始めた朝のD3+K2習慣
ビタミンDが睡眠に効くらしい。
そんな話を聞いて、論文を調べてみた。すると、思ったよりしっかりしたエビデンスがあることが分かった。
今回は、ビタミンDと睡眠の関係をメタアナリシスから確認した上で、私が始めた朝の習慣を紹介する。
睡眠とビタミンD、何が関係しているの?
2026年のレビュー論文(Tamanna)が参考になった。
ビタミンD欠乏が睡眠の質と多くの睡眠障害に影響することが示されている。一部の研究ではビタミンD補充で改善、ただし他の研究では有意な変化なしという結果もある。
つまり、効く人と効かない人がいるということ。でも、メタアナリシスを見ると、全体としては効果がありそう。
メタアナリシスのエビデンス
2022年のメタアナリシス: PSQI -2.33
2022年のメタアナリシス(Abboud)が最も信頼できる。
対象: 19研究(13 RCT含む)
結果:
| 指標 | 効果 | 統計 |
|---|---|---|
| PSQI(睡眠の質) | -2.33 | 95% CI: -3.09 to -1.57, p < 0.001 |
I² = 0% というのがポイント。研究間の異質性がゼロ、つまり結果が一貫しているということ。
PSQIは0-21点で、点数が低いほど睡眠の質が良い。-2.33というのは、臨床的にも意味のある改善。
エビデンスの確実性: 中程度
2022年のメタアナリシス: 副作用なし
別の2022年メタアナリシス(Mirzaei-Azandaryani)も確認した。
対象: 5つのRCT
結果:
- 睡眠の質: MD -1.32(95% CI: -2.55 to -0.09, p = 0.04)
- 副作用なし
副作用がないというのは大きい。続けやすさの観点から重要。
2025年の最新メタアナリシス
2025年のメタアナリシス(Mei)はサプリ全般の効果を分析している。
対象: 28のRCT
結果(ビタミンD含む):
| 指標 | 効果 | 解釈 |
|---|---|---|
| PSQI | -0.70 | 小さいが有意 |
| 睡眠効率 | +2.58分 | 改善 |
| 入眠潜時 | SMD -0.24 | 寝つきが早くなる |
| 中途覚醒 | SMD -0.30 | 夜中に起きにくくなる |
ビタミンD、トリプトファン、オメガ3、亜鉛、抗酸化物質が睡眠の質を改善するという結論。
なぜビタミンDが睡眠に効くのか
いくつかのメカニズムが示唆されている:
-
ビタミンD受容体(VDR)が睡眠調節領域に存在
- 視床下部や脳幹などの睡眠制御領域にVDRがある
-
セロトニン・メラトニン経路
- ビタミンDがトリプトファン水酸化酵素を活性化
- セロトニン産生を促進
- セロトニンはメラトニンの前駆体
-
炎症の抑制
- ビタミンD欠乏は慢性炎症と関連
- 炎症は睡眠の質を低下させる
メカニズムがしっかりしているのは安心材料。
私が始めた朝習慣
エビデンスを確認して、ビタミンD3+K2を朝に摂る習慣を始めた。
なぜ朝なのか
- ビタミンDは脂溶性なので食事と一緒が良い
- 夜に摂るとメラトニン産生に干渉する可能性
- 朝に摂る方が自然な日照パターンに近い
なぜD3+K2なのか
- D3(コレカルシフェロール)が最も効率的
- K2(MK-7)との併用でカルシウム代謝を最適化
- 別々に買うより楽
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私の摂り方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイミング | 朝食と一緒 |
| 用量 | D3 2000-5000 IU/日 |
| 季節調整 | 冬は増量 |
| 組み合わせ | マグネシウムも一緒に |
マグネシウムと一緒に摂ると、ビタミンDの代謝に必要な酵素が活性化される。
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1ヶ月続けた感想
良かったこと
寝つきが少し早くなった気がする
以前は布団に入ってから眠るまで20-30分かかっていた。今は15分くらいで眠くなる。
ただし、これがビタミンDの効果なのか、朝の習慣化による心理的な効果なのかは分からない。
朝の目覚めがスッキリ
これは体感としてある。朝にビタミンDを摂ることで「朝日を浴びた」のと似た効果があるのかもしれない。
正直なところ
劇的な変化ではない
メタアナリシスの効果サイズを見ても、PSQI -2.33程度。劇的な変化は期待しすぎない方がいい。
血中濃度を確認した方がいい
ビタミンDは脂溶性なので、過剰摂取のリスクがある。年に1回くらいは血液検査で25(OH)D濃度を確認するのが理想。
誰におすすめか
向いている人
- 冬に日照時間が短い地域に住んでいる人
- 室内で過ごす時間が長い人
- 睡眠の質に悩んでいる人
- すでにビタミンD不足が指摘されている人
向いていない人
- すでにビタミンD充足している人
- 高カルシウム血症の人
- 腎臓に問題がある人
日本人の8割がビタミンD不足
日本人の多くがビタミンD不足という研究がある。特に:
- 女性
- 高齢者
- 日焼け止めを常用している人
- 室内で過ごす時間が長い人
これらに当てはまる人は、睡眠改善目的でなくても補充を検討する価値がある。
コスパ比較
| 商品 | 月額概算 | 特徴 |
|---|---|---|
| California Gold D3+K2 | 約500円 | コスパ最強 |
| NOW Foods D3+K2 | 約700円 | 定番 |
| Thorne D3/K2 | 約1,500円 | 高品質 |
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まとめ
ビタミンDと睡眠の質、メタアナリシスを確認した感想:
- PSQI -2.33: 睡眠の質に中程度の改善(Abboud 2022)
- I² = 0%: 研究結果が一貫している
- 副作用なし: 続けやすい
- 朝に摂取: 自然な日照パターンに近づける
続けられることが、私にとっては最強のエビデンス。
朝食と一緒にD3+K2を摂る。これだけの習慣なら無理なく続けられる。
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