📖『身長先生式 子どもの身長が伸びる食事のルール30』を試した。レンチンレシピは本当に続く?
「身長のために何を食べさせればいい?」から始まった
「身長は遺伝の影響が大きい。親ができるのは”伸びる余地を潰さない”こと」という結論に至った私。
でも、「じゃあ具体的に、毎日の食事で何を意識すればいいの?」が分からなかった。
そんなときに見つけたのが、この本。
身長治療のスペシャリスト・田邊雄先生が、15,000人のデータと研究から導き出した「成長食」30のルールとレシピ27品を紹介。レンチン中心で忙しいママにも優しい設計。
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タイトルに惹かれて読んでみたけど、私がいちばん気になったのは**「本当に続くのか?」**。
エビデンスベースなのは嬉しい。でも、ワーママの朝は戦争。レンチンレシピとはいえ、30個もルールがあったら覚えきれない。
なので、この本を「信じる/信じない」じゃなくて、エビデンスで確認できる部分だけ拾って、実際に試すことにしました。
本の30ルール、全部やる必要ある?
著者の田邊雄先生は、身長治療の専門医で「身長先生」と呼ばれている方。15,000人以上のデータと世界中の研究データをもとに、**「成長食」**という概念を提唱しています。
「成長食」とは?
大人の健康管理のための食事とは違い、子供の成長に必要な栄養素を十分摂り、肥満ややせを防ぎながら健康的に身長を伸ばし、体・心・脳を育てることをめざす食事。
本では30のルールが紹介されているけど、私が最初に注目したのはこの3つ:
- 牛乳を1日3杯飲む
- 卵を1日2個食べる
- 週1回以上、サバ缶を食べる
なぜこの3つかというと、介入試験や研究で効果が示されているから。
エビデンス系インフルエンサーの影響で、「根拠のある部分だけ拾う」が染みついてます。
3つのルールをエビデンスで検証してみた
1) 牛乳を1日3杯飲む → エビデンスあり、でも「3杯」は個人差
乳製品と子供の成長に関しては、介入試験のレビューやメタアナリシスがあります。
牛乳を追加することで成長指標が良い方向に動く試験はある。ただし、もともと栄養が不足しやすい環境だと影響が見えやすい。
つまり、「牛乳を飲めば身長が伸びる」じゃなくて、栄養の穴を埋める選択肢として合理的、くらいの立ち位置。
桂木家の現実解
私は「3杯」を目標にしたことはないけど、朝食に1杯+おやつにヨーグルト、みたいな感じで無理なく1日1-2杯は続いてます。
3杯は、子供が好きならいいけど、無理強いするとストレスになるので、私はやってません。
2) 卵を1日2個食べる → これはエビデンスが強い
卵は脳発達に重要な栄養素(コリン、DHA、ルテイン)が豊富。
ワシントン大学の介入試験では、生後6-9ヶ月の乳児に1日1個の卵を6ヶ月間与えたところ:
- 発育遅延(低身長)が47%減少
- 低体重が74%減少
「1日1個まで」は過去の話。健康な人なら1日2-3個でも問題ないというのが現在のコンセンサス。
桂木家の現実解
朝食に卵1個(目玉焼き、スクランブルエッグ、卵焼きをローテーション)。
夕食に卵料理が出れば、自然に2個になる日もある。でも「毎日2個」を目標にはしてません。
「毎朝1個」だけでも習慣化できれば十分、というのが私の結論。
3) 週1回以上、サバ缶を食べる → DHA/EPAのエビデンスあり
サバ缶には**DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)**が豊富。
デンマークの研究では、8-9歳児でDHA/EPAレベルが高いと、注意力・認知機能スコアが改善しました(出典)。
オックスフォード大学の研究では、7-9歳児に1日600mgのDHAを与えたところ、読解力が20%→50%改善、問題行動も減少。
桂木家の現実解
サバ缶は常備してます。週1回「サバ缶の日」を作ると献立を考えなくて済む。
- サバ缶と豚ひき肉を混ぜた「さかなっこハンバーグ」
- サバ缶を解してチャーハンに混ぜる
魚嫌いの娘も、ハンバーグなら食べます。
レンチンレシピは本当に続く?
本にはレンチン中心の簡単レシピ27品が載ってます。
「レンチンなら楽!」と期待したけど、現実はちょっと違った。
良かった点
- 材料がシンプル(スーパーで揃う)
- 調理時間が短い(10分以内が多い)
- 洗い物が少ない
微妙だった点
- レシピが27品あるけど、全部覚えられない
- レンチンでも「計量」や「混ぜる」が必要で、朝はそれすらしんどい
- 子供が「いつものがいい」と言う(新しいレシピは警戒される)
結局、私が残したのは3つだけ。
- 卵とブロッコリーのレンチン蒸し(朝食に週2-3回)
- サバ缶と豆腐のレンチン丼(夕食に週1回)
- きな粉ヨーグルト(おやつに毎日)
30のルール → 3つに絞る。これが私のやり方でした。
この本をおすすめできる人、微妙な人
おすすめできる人
- 「身長のために何を食べさせればいいか分からない」不安が強い
- エビデンスベースの食習慣を整えたい
- レシピ本としてパラパラめくりながら、できそうなものを試したい
微妙な人
- 「30のルール全部やらないと意味がない」と思ってしまう(完璧主義な人は苦しくなる)
- 子供が偏食すぎて、新しいレシピを受け付けない
- 「これをやれば必ず伸びる」を探している(期待値が高すぎると裏切られる)
まとめ:30のルールより、続く3つのルーティンを作る
この本を読んで、私が残したのは3つだけ。
- 朝食に卵1個(目玉焼き、スクランブルエッグ、卵焼きのローテーション)
- 朝食または間食に乳製品(牛乳1杯、またはヨーグルト)
- 週1回のサバ缶(さかなっこハンバーグ、またはチャーハン)
「30のルール全部やる」より、続く3つのルーティンを作る方が、私には合ってました。
身長は遺伝の影響が大きい(双子研究)。
でも、環境で平均身長は動く(成人身長の長期トレンド)。
だから、「伸ばす」じゃなくて「伸びる余地を潰さない」。
この本は、そのための「引き出し」を増やしてくれる一冊でした。
完璧を目指さず、続けられるものだけ残す。それが、私のやり方です。
今回紹介した関連サプリ
子供が魚嫌い、または偏食がひどい日が続くとき、私は念のため子供用サプリを補助として使ってます。
子供用DHAグミ
1粒にDHA 82mg、EPA 42mg。魚臭さがなく、子供が喜んで食べる。週3-4回、偏食がひどかった日の補助に。
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液体タイプで量の調整がしやすい。まずは食事のカルシウムを優先しつつ、偏食が続く時の補助に。
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参考書籍
身長や成長に関する本は他にも読んだので、興味があればこちらもどうぞ。
Sources:
- Dairy product consumption and growth in children: A review
- Dairy product intake in children and adolescents in developed countries: trends, nutritional contribution, and a review of association with health outcomes
- Height is largely a heritable trait
- A century of trends in adult human height
- DHA・EPAの効果とは?子供の発育にも欠かせない理由とは?
- 子どもの成長と DHA に関する調査




