マリンコラーゲン vs ボバインコラーゲン、私がマリンを選ぶ理由

マリンコラーゲン vs ボバインコラーゲン、私がマリンを選ぶ理由

コラーゲンサプリを選ぶとき、最初にぶつかる壁がある。

「マリン(魚由来)とボバイン(牛由来)、どっちがいいの?」

私も1年以上コラーゲンを飲み続けているけど、この疑問はずっとあった。

以前の記事でコラーゲンサプリの「エビデンスは弱いけど続けている理由」を書いたけど、今日はもう一歩踏み込んで、マリンとボバインの違いについて調べた結果をシェアしたい。

結論から言うと、吸収率は同等。だから選ぶ基準は「続けやすさ」や「価値観」になる。

マリンとボバイン、何が違う?

まず基本的な違いを整理しておく。

マリンコラーゲン(魚由来)

  • 原料: 魚の皮、鱗、骨など
  • 主なコラーゲン型: タイプI
  • 特徴: ヒトの皮膚のコラーゲンの80%がタイプI

ボバインコラーゲン(牛由来)

  • 原料: 牛の皮、骨など
  • 主なコラーゲン型: タイプI + タイプIII
  • 特徴: 関節や臓器のサポートにも期待される

ここで疑問が湧く。

「タイプIに特化しているマリンの方が肌にいいの?」

それとも、「タイプIIIも含むボバインの方が総合的にいいの?」

吸収率の比較、実は「同等」だった

この疑問を解消してくれる研究を見つけた。

由来と分子量による吸収率比較

Front Nutr誌に掲載されたRCT(2024年)では、魚、豚、牛由来のコラーゲンの吸収を直接比較している。

“Independently of source and molecular weight, all CH yielded relevant plasma concentrations of the investigated metabolites.”

(由来や分子量に関係なく、すべてのコラーゲン加水分解物は、調査対象の代謝物の血漿濃度に関連する値を示した)

つまり、由来による吸収率の差はない

「マリンの方が低分子で吸収がいい」という話を聞いたことがあるかもしれないけど、この研究では分子量の違い(2,000 Da vs 5,000 Da)でも有意差がなかった。

これは私にとって大きな発見だった。

吸収率が同等なら、選ぶ基準は他にある。

コラーゲンサプリの効果、メタアナリシスを確認

由来に関わらず、コラーゲンサプリ全体の効果も確認しておこう。

26のRCTをまとめたメタアナリシス

Nutrients誌のメタアナリシス(2023年)では、26のRCT、1,721名を分析している。

結果:

  • 水分量: Z = 4.94, p < 0.00001(有意に改善)
  • 弾力性: Z = 4.49, p < 0.00001(有意に改善)

90日間の摂取で、シワの減少、弾力性・水分量の向上が報告されている。

マリンコラーゲン特異的なRCT

マリンコラーゲンに特化した研究もある。

J Cosmet Dermatol誌のRCT(2024年)では、マグロ由来コラーゲンペプチドを8週間摂取した結果:

  • 水分量、弾力性、密度が有意に改善
  • 経皮水分蒸散量(TEWL)の減少
  • 効果は摂取中止後2週間も持続

8週間という比較的短い期間でも効果が出ているのは心強い。

それぞれのメリット・デメリット

吸収率が同等なら、選ぶ基準は以下のようになる。

マリンコラーゲンのメリット

  1. タイプIに特化: 肌のためならタイプIで十分
  2. 持続可能性: 魚の副産物を活用している
  3. 宗教的配慮: ハラール、コーシャー対応製品あり
  4. アレルギー: 牛アレルギーの人でも摂取可能

マリンコラーゲンのデメリット

  1. 価格が高め: ボバインより10-30%高い傾向
  2. 魚アレルギー: 魚アレルギーの人は不可
  3. 匂い: 製品によっては魚臭が残る場合あり

ボバインコラーゲンのメリット

  1. 価格が安い: 大量生産されておりコスパが良い
  2. タイプI + III: 関節サポートにも期待
  3. 研究実績: 歴史的に多くの研究で使用
  4. 無味無臭: 精製度の高い製品が多い

ボバインコラーゲンのデメリット

  1. BSE(狂牛病)への心理的抵抗: 検査体制は整っているが
  2. 宗教的制約: ヒンドゥー教徒は避ける場合あり
  3. 環境負荷: 畜産業への懸念がある人には

私がマリンコラーゲンを選ぶ理由

ここからは完全に私の話。

1. 持続可能性への共感

魚の副産物(皮、鱗、骨)を活用しているという点が気に入っている。

もともと廃棄されるものから作られているなら、環境への負荷も少ないはず。これは「続けられる」理由の一つ。

2. タイプIに特化している

私の目的は「肌のため」。

ヒトの皮膚のコラーゲンは80%がタイプI。だったらタイプIに特化したマリンで十分だと考えた。

関節サポートが目的なら、タイプIIを含む製品や、タイプI+IIIのボバインも選択肢になると思う。

3. 毎朝のコーヒーに溶かす習慣

私が使っているCalifornia Gold NutritionのCollagenUPは、溶けやすくて味も気にならない。

ヒアルロン酸とビタミンCも配合されているから、別々に買う手間が省ける。

4. 1年以上続いている

最終的にこれが一番大きい。

「続けられることが、私にとっては最強のエビデンス」というのが私の信条。

マリンコラーゲンが肌に最適かどうかは分からないけど、1年以上毎朝続けられている。それだけで選んだ価値がある。

ボバインコラーゲンも十分な選択肢

ただ、ボバインが劣るわけではない

吸収率は同等だし、価格を重視するならボバインの方がコスパが良い。Sports Researchのコラーゲンペプチドは、牧草飼育牛由来で品質も良いと聞く。

結局、自分が続けられる方を選べばいい

吸収率が同等なら、価格、味、価値観、アレルギーの有無で決めていい。

まとめ: 由来より「続けられるか」

マリンコラーゲン vs ボバインコラーゲン、私の結論:

項目結論
吸収率同等(RCTで確認済み)
効果どちらも有効(メタアナリシスで確認済み)
選ぶ基準価格、味、価値観、アレルギー

私がマリンを選ぶ理由:

  1. 持続可能性への共感
  2. タイプI特化で肌には十分
  3. 続けやすい味と溶けやすさ
  4. 1年以上続いているという実績

ボバインを選ぶ理由になりうるもの:

  1. 価格を重視したい
  2. タイプIIIも欲しい(関節サポート)
  3. 魚アレルギーがある

調べた上で、害がないなら、好きな方を選んでいい。

続けられることが、私にとっては最強のエビデンスだから。

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今回紹介したサプリ

Sports Research, コラーゲンペプチド、無香料、454g(16オンス)

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QOL研究家。エビデンス弱いのは分かった上で、QOL込みで選ぶ。続けられること、気分が上がることも効果のうちという考え。

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