続けられる薬膳生活、スーパーで買える3つの食材から始める入門ガイド

続けられる薬膳生活、スーパーで買える3つの食材から始める入門ガイド

薬膳、興味はあるけど難しそう?

「薬膳」って聞くと、漢方薬局で買う特別な食材や、複雑な調理法をイメージしませんか?

私もそうでした。

でも調べてみると、スーパーで買える身近な食材で薬膳は実践できる。しかも、最近は科学的なエビデンスも蓄積されてきている。

エビデンスを調べた上で、続けられる形で取り入れる。それが私のスタイル。

今回は、薬膳を「続けられる習慣」にするための入門ガイドをまとめてみました。

続けられる薬膳、3つのルール

薬膳の本を読むと、「四気五味」「帰経」など専門用語がたくさん出てきます。

でも、最初から全部覚える必要はない。

私が決めた3つのルール

  1. スーパーで買える食材だけで始める
  2. 毎日の味噌汁に入れる(新しい習慣を作らない)
  3. 3つの食材から始める(10選とか無理)

これなら続けられる。続けられることが、私にとっては最強のエビデンス。

最初に取り入れる3つの食材

1. 生姜(しょうが)

薬膳では「温中散寒」、体を温めて冷えを散らす食材とされています。

エビデンス2022年のFront Nutrレビューによると、生姜の主成分ジンゲロール・ショウガオールには抗炎症・抗酸化・消化促進作用が報告されています。

私の使い方

  • 朝の味噌汁に、すりおろし生姜を小さじ1/2
  • 寒い日はハーブティーにも少し

生の生姜は辛味が強いので、加熱すると食べやすくなります。味噌汁なら自然と加熱されるから、ちょうどいい。

スーパーの野菜コーナーで100円くらい。これが一番続けやすい薬膳の入り口だと思う。

2. なつめ(大棗)

薬膳では「補中益気、養血安神」、エネルギーを補い、血を養い、心を落ち着ける食材。

2021年のJ Zhejiang Univ Sci Bレビューでは、なつめの多糖類・トリテルペノイド・フラボノイドに以下の作用が報告されています:

  • 抗酸化
  • 抗炎症
  • 鎮静・睡眠改善(神経保護作用)
  • 血糖調節

睡眠改善の報告がある点が、私にとっては嬉しい。毎晩のカモミールティーに加えて、食事からもアプローチできる。

私の使い方

  • 煮物やスープに2-3個入れる(種を取る)
  • 甘みがあるので、砂糖代わりに

スーパーの中華食材コーナーや乾物売り場で見つかります。見た目は大きなレーズンみたいな感じ。

3. クコの実(ゴジベリー)

薬膳では「滋補肝腎、明目」、肝と腎を補い、目を明るくする食材。

2023年のCrit Rev Food Sci Nutrレビューによると、クコの実のカロテノイド・ポリサッカライド・ベタインには以下の作用が報告されています:

  • 抗酸化
  • 免疫調節
  • 視力保護
  • 抗疲労
  • 肝保護

抗疲労作用の報告があるのは、デスクワークで目が疲れる私にとって嬉しいポイント。

私の使い方

  • お粥やスープに数粒(5-10粒くらい)
  • ヨーグルトのトッピング
  • そのままおやつとして

スーパーの中華食材コーナーで見つかりますが、iHerbでオーガニックのものも手に入ります。

Micro Ingredients, オーガニック ゴジベリー、907g(2ポンド)

オーガニック認証のクコの実。大容量でコスパ良し

iherb.com

(Amazonと楽天では、同じ商品が見つからない場合があります)

毎日の味噌汁に入れるだけ

新しい習慣を作るのは大変。だから、今ある習慣に組み込むのがコツ。

私の場合、毎朝の味噌汁がベース。

朝の味噌汁レシピ(薬膳バージョン)

  1. いつもの味噌汁を作る
  2. すりおろし生姜を小さじ1/2
  3. なつめを1個(種を取って刻む)
  4. 仕上げにオリーブオイルをひと垂らし

これだけ。調理時間はほぼ変わらない。

オリーブオイルは以前の記事でも書いた、地中海式和食の習慣。味噌汁との相性は意外と良いんです。

四気五味、ざっくり理解

薬膳を続けていると、自然と「四気五味」の考え方が身についてきます。

四気(食材の性質)

  • 温める食材:生姜、にんにく、ネギ
  • 冷やす食材:緑豆、きゅうり、豆腐
  • 偏りのない食材:米、山芋、なつめ

五味(味と効能)

  • :発散・巡らせる(生姜、しそ)
  • :補う・緩める(なつめ、山芋)
  • :収斂・固める(梅、レモン)

全部覚える必要はないけど、「今日は冷えるから温める食材を」くらいの感覚で選べるようになると楽しい。

季節で変える、続けやすい工夫

薬膳には「季節に合わせた食養生」という考え方があります。

でも、最初から完璧にやろうとしなくていい。

私のざっくり季節感

季節意識すること取り入れる食材
芽吹きの季節、軽やかにしそ、ネギ
暑さ対策、冷やしすぎない緑豆もやし、きゅうり
乾燥対策、潤いを山芋、梨
温める、蓄える生姜、にんにく、なつめ

完璧に季節を追いかけなくても、「なんとなく意識する」くらいで十分。それでも、体の調子に敏感になってくる気がします。

エビデンスは「中程度」、でも害はない

正直に言うと、薬膳食材のエビデンスはまだ発展途上

多くの研究は in vitro(試験管内)や動物実験で、ヒトでの大規模RCTは少ない。メタアナリシスもまだ限られている。

でも、私の判断基準はこう:

  1. 害がないことを確認できている
  2. スーパーで買える普通の食材
  3. 美味しいし、続けられる

エビデンスが強くなくても、害がなくて、美味しくて、続けられるなら、試す価値はあると思っている。

薬膳を深く学びたい方へ

薬膳の「考え方」を体系的に学びたい方には、本をおすすめします。

この本は、食材ごとに四気五味・帰経(どの臓腑に作用するか)が一覧でまとまっていて、辞典のように使えます。最初から読む必要はなく、気になった食材を調べる形で使っています。

まとめ:3つの食材から始める薬膳生活

薬膳を「続けられる習慣」にするためのまとめ:

  1. 生姜:抗炎症・消化促進(朝の味噌汁に)
  2. なつめ:鎮静・睡眠改善(煮物やスープに)
  3. クコの実:抗疲労・免疫調節(ヨーグルトに)

最初から完璧を目指さない。毎日の味噌汁に入れるところから始める。

続けられることが、私にとっては最強のエビデンス。

エビデンスは中程度だけど、害がなくて、美味しくて、続けられる。それでいいと思っています。

今回紹介した商品

Micro Ingredients, オーガニック ゴジベリー、907g(2ポンド)

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結城 優衣

QOL研究家。エビデンス弱いのは分かった上で、QOL込みで選ぶ。続けられること、気分が上がることも効果のうちという考え。

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