笑いで孤独を減らす、5,262人の日本の高齢者研究から学ぶ毎日の習慣
前回、孤独が死亡リスクを34%上げるという話を書いた。
じゃあ、孤独を減らすにはどうすればいいのか。
友人と会う、コミュニティに参加する、ペットを飼う。いろいろな方法がある。でも、もっとシンプルで、無料で、誰でもできる方法がある。
笑うこと。
5,262人の日本人を追跡した研究
2025年にInternational Journal of Geriatric Psychiatryに掲載された研究がある。
日本の大規模縦断研究「JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study)」のデータを使って、笑いの頻度と孤独感の関係を調べたものだ。
- 参加者: 5,262人の高齢者(平均年齢74.4歳)
- 孤独感の測定: UCLA-3スケール
- 追跡: 縦断データ(wave 6-7)
笑い始めると、孤独感が減る
結果は明確だった。
笑う頻度を増やし始めた人は、孤独感が有意に減少していた。
統計的には β = -0.18(p < 0.05)。社会人口学的要因、ライフスタイル、健康状態で調整しても、この関連は維持された。
しかも、年齢や性別による差はなかった。74歳でも80歳でも、男性でも女性でも、笑い始めれば孤独感は減る。
面白い発見:非対称な効果
この研究で興味深かったのは、効果が「非対称」だったこと。
| 状況 | 孤独感への影響 |
|---|---|
| 笑う頻度を増やす | 孤独感が減る |
| 笑う頻度を減らす | 変化なし |
笑いを始めることには孤独を減らす効果がある。でも、笑いをやめても、直接的には孤独感は増えない。
これは、笑いには「予防的」な効果があるということ。笑いを習慣にしておくと、孤独を「予防」できる。
無料で、誰でもできる孤独対策
サプリの効果サイズは正直小さい。マグネシウムで入眠が17分早くなるとか、そのレベル。
でも、「つながり」の効果サイズは大きい。孤独は死亡リスクを34%上げる。
そして、笑いは無料。
サプリに月数千円かけるより、笑う機会を増やす方が、費用対効果は圧倒的に高い。
私の「笑い」の習慣
1. 週2のヨガクラス
ヨガインストラクターとして週2日働いている。生徒さんとの会話、ポーズがうまくいったときの笑顔。意識しなくても笑う機会がある。
仕事として「笑う環境」に身を置いているのは、結果的に孤独対策になっていたのかもしれない。
2. 猫との時間
うちの猫は、たまに変な格好で寝る。それを見て笑う。
一人暮らしでも、猫がいると笑う機会が増える。ペットを飼うことは、孤独対策として研究でも認められているけど、「笑い」という観点でも意味があるのかもしれない。
3. 面白い動画を見る
夜のリラックスタイムに、お笑いやコメディを見ることがある。カモミールティーを飲みながら、面白い動画を見て笑う。
これも立派な「孤独対策」だったのだと、この研究を読んで気づいた。
笑いを「始める」ことが大事
研究の結論は、こうだった。
“Starting frequent laughter may help to avoid negative consequences such as loneliness among older adults in Japan.” (笑い始めることは、日本の高齢者における孤独などの悪影響を避けるのに役立つかもしれない)
大事なのは、笑いを「始める」こと。
今まであまり笑っていなかった人が、笑う機会を意識的に増やす。それだけで、孤独感を減らせる可能性がある。
まとめ
笑いと孤独の関係:
- 笑い始めると孤独感が減る(β = -0.18)
- 年齢・性別を問わず効果あり
- 笑いをやめても孤独感は直接的には増えない(予防的効果)
- 無料で、誰でもできる孤独対策
サプリより、笑い。
毎日高いサプリを飲むことより、毎日笑うことの方が、孤独対策としては効果的かもしれない。
もちろん、サプリにも意味はある。マグネシウムは飲み続けるし、カモミールティーも飲む。でも、それと同じくらい、いやそれ以上に、笑う機会を増やすことを意識したい。
続けられることが、私にとっては最強のエビデンス。
そして笑いは、誰でも、今日から、無料で始められる。
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